2015年9月28日月曜日

原、流れつかめず…

http://www.sanspo.com/sports/news/20150927/box15092720390004-n1.html
サンスポ 015.9.27 20:39
挑戦者・原、力の差を見せつけられる「ギアを上げられた」/BOX
 IBF世界ミニマム級タイトルマッチ(27日、エディオンアリーナ大阪)原は4回以降、テンポを上げた高山についていけなかった。ロープを背負ってラッシュを浴び、8回のレフェリーストップで終幕。王者に力の差を見せつけられ「めったに上がれるリングではないので勝ちたかった」と、うつむきがちに話した。
2回に強烈な右が高山の顔面をとらえるなど、序盤は互角に渡り合った。だが、4回からは鋭いボディーブロー、ジャブで足を止められ「ペースをつかみかけたところで、ギアを上げられた」と唇をかんだ。
 初めてのタイトル挑戦は苦い思い出となったが、まだ25歳。再起は可能だ。原も「またチャンスがあれば挑みたい」とショックを振り払うように言った。(共同)
高山勝成の話 勝ててほっとした。
「(出血は)過去にたくさん切れているし、対処法も分かっている。(田中との統一戦へ)僕は大丈夫。実現できたらハッピー」

原隆二の
「(チャンピオンは)タフで強かった。いいリズムで打ってきて自分ももっと動きたかったが、右で止められてしまった」

大橋秀行・大橋ジム会長
「高山はうまさがあって才能もある。序盤はプラン通りに進んだが、圧力をかけられ徐々に失速した」

八重樫東・元世界2階級王者の話
「(同じ大橋ジム所属の原について)序盤は良かった。あのペースをキープできればと思う。総合的な持久力が必要。若いのでまだまだいけるはず」

中出博啓トレーナー
「過去のキャリアを比べれば、負ける相手ではなかった。3回のバッティングだけが痛かった。プレスを早めてポイントを取ろうと話した」

井上尚弥・世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者
「スタミナが勝敗を分けた。(高山は)細かいパンチをまとめてペースを持っていった。本当に試合巧者ですね」

田中恒成・世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級王者
「高山さんは相手にペースを渡さず、逆に中盤からは完全にペースを握った。本当に強いチャンピオン。大みそかにやってみたい」

http://www.nikkansports.com/battle/news/1544897.html
日刊スポーツ 2015年9月27日19時16分
高山勝成TKO防衛、観戦田中恒成に対戦オファー
<プロボクシング:IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇27日◇エディオンアリーナ大阪
 王者高山勝成(32=仲里)が、挑戦者の同級10位原隆二(25=大橋)を8回1分20秒、TKOで下して2度目の防衛に成功した。
 高山は3回に偶然のバッティングで左まぶたを切ったが、逆にそこからエンジンが掛かったように猛ラッシュ。強烈なボディーも効かして、原を圧倒した。
 試合後は「やっぱし原選手は最後まで粘り強く、向かってきて、強敵でした。いいものを学ばせていただきました。ありがとう」と原に感謝。通学中の愛知・菊華高から駆けつけた応援団に向かって「文化祭、体育祭にもダメージ次第で参加したいので、サポートお願いします」と声を張り上げた。
 その後は、観戦に訪れていたWBO同級王者の田中恒成(20=畑中)に向かって友好的に対戦オファーを口にし、田中もリングに登壇。「(対戦は)僕は大丈夫」と高山が言えば、田中も「僕もお願いしたい」と笑顔で返していた。

http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2015/09/28/kiji/K20150928011217590.html
スポニチ 2015年9月28日 05:30
高山V2!バッティング流血に燃えた「切れてエンジンかかった」
 IBFミニマム級王者の高山勝成は同級10位の原隆二を8回1分20秒にTKOで沈め、2度目の防衛を果たした。WBO同級王者の田中恒成(20=畑中)との統一戦も、一気に現実味を帯びてきた。
 左目まぶたの流血がラッシュの合図だった。それまで原の振り回すような右フックをうかがっていた高山は、バッティングを受けた直後に自ら攻勢を仕掛けて連打を浴びせ始める。ボディーブローで体力を削りながら最後は相手がフラフラになるまで打ち続け、8回1分20秒にレフェリーのストップを呼び込んだ。
 「(目が)切れてからエンジンがかかったのは確か。スタミナも集中力も切れだしていたので、ここが行きどころかな、と」
 圧巻TKO劇の後、もう一つのクライマックスが待っていた。勝利インタビューの最中、リングサイドで観戦していたWBO王者の田中を自ら呼び寄せ、2人でトーク。12歳年下の王者からの「大みそかに名古屋で高山さんとやれたら」と笑顔交じりでの挑発を真正面から受け止め「僕はいつでも大丈夫」とこちらも笑顔で返答。「12・31」の統一戦が一気に現実味を帯びてきた。…

http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20150927-OHT1T50260.html
スポーツ報知 2015年9月28日6時0分
高山V2!「防衛できホッ、未来ひらけた」
 ◆プロボクシング IBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ○高山勝成(8回1分20秒TKO)原隆二●(27日、エディオンアリーナ大阪)
 IBFミニマム級王者の高山勝成(32)=仲里=は、同級10位の原隆二(25)=大橋=を8回1分20秒TKOで下してV2。リング上でWBO世界同級王者・田中恒成(20)=畑中=との統一戦を約束した。高山の戦績は38戦30勝(12KO)7敗1無効試合、原は21戦19勝(11KO)2敗となった。
 からみつくようなラッシュで仕留めた。8回、足が止まった挑戦者に猛然と襲いかかった高山は、ロープ際に追い詰めて打ち放題。レフェリーの制止で勝利が決まると、両手を高々と突き上げた。「2度目の防衛ができてホッとしている。未来がひらけたのでよかった」と喜びをかみ締めた。
 14度目の世界戦。初挑戦の原に、技術だけでなく経験の差も見せつけた。1回に早くも「右フックと左ボディー」と相手の狙いを見切り、攻撃的なアウトボクシングを展開。3回に左まぶたをカットするアクシデントに見舞われると、今度は積極的に前に出ていく策に切り替え翻弄した。…

http://www.daily.co.jp/ring/2015/09/28/0008436465.shtml
デイリー 2015年9月28日
世界初挑戦の原、流れつかめず…
 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(27日、エディオンアリーナ大阪)
 日本ボクシング史上初の4団体制覇王者・高山勝成(32)=仲里=が8回1分20秒、同級10位の原隆二(大橋)にTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。
 原の世界初挑戦は無残な結果に終わった。序盤こそ競ったものの、3回以降は王者のペースに巻き込まれ、持ち味を出せなかった。試合後、腫れ上がった額を冷やしながら「(高山は)強かった。ペースをつかみかけたところで、自分の思いと違ってしまった」と振り返った。スタミナにも圧倒され「最後は疲れてしまった」と悔しがった。

0 件のコメント:

コメントを投稿