2014年9月7日日曜日

真っ向勝負


http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20140907-1362975.html
日刊スポーツ 2014年9月7日9時12分
井上尚弥「ロマゴンに初黒星つける」
 初防衛に成功したWBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(21=大橋)が6日、横浜市内のジムで一夜明け会見を行った。10キロに及ぶ減量苦で、本来の動きは出せなかったが、王者の責任であるV1戦をクリア。王座返上、フライ級転向の意思を正式に表明した。先輩の八重樫東(31)が敗れた同フライ級新王者ローマン・ゴンサレス(27=帝拳、ニカラグア)との将来的な対戦も熱望した。
 ほぼ無傷の顔で会見の場に現れると、井上はきっぱりと王座返上を明言した。「階級を上げて、最強の王者になって、ビッグマッチをやっていきたい」。王者の責務ともいえるV1戦を乗り越え、早くも次なる山に照準を合わせた。
 ライトフライ級は限界だった。11回に連打を集め、レフェリーストップによるTKO勝ちも「内容には納得していない」。その言葉通り、作り上げた筋肉をそぎ落とさないと落ちないほどの減量苦でスピード、パワーともに本来の力は出し切れなかった。21歳と体が進化し続けていることもあり、「適正階級」での戦いを求めた。
 次なる戦いの舞台はフライ級が濃厚だ。モチベーションとなる相手も浮上した。八重樫が壮絶な打ち合いの末に敗れた、40戦無敗の3階級制覇王者ゴンサレスだ。「フライ級で戦える体をしっかり作って、いつかは八重樫さんの借りを返したいというのはある。ロマゴンには、それまで無敗でいてもらわないと困る。自分が初黒星を付けたい」と言葉に力を込めた。
 大橋会長は「フライだとまたすぐにきつくなる。本来はスーパーフライが適正」と2階級上げる可能性も示唆。それでもゴンサレス戦の実現には前向きで「やるなら王者同士の状態でやらせたい。1年後ぐらいにぶつかるのがベスト」と、団体王座統一戦の青写真も披露した。
 まずは2つ目のベルトを目指す戦いとなる。3階級制覇を目指す井岡一翔(25=井岡)、08年北京、12年ロンドンと五輪2大会連続金メダルの鄒市明(33=中国)ら、有力選手も王座を狙っている。「どの王者の動向も気になっている」と言う井上が、激戦のフライ級に殴り込みをかける。

http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20140907-1362972.html
日刊スポーツ 2014年9月7日9時16分
八重樫再起誓う 激闘に称賛の声
 ローマン・ゴンサレスとの壮絶な殴り合いの末、9回TKO負けでWBC世界フライ級王座から陥落した八重樫東(31=大橋)は6日、再起を誓った。大橋ジムには、激闘を称賛する「感動した」などの電話が殺到。大橋会長は「まさに死闘。八重樫の勇気やボクシングの素晴らしさを伝えられたのではないか」と愛弟子をたたえた。今後はフライ、スーパーフライ、ライトフライ級の3階級を視野に入れていく意向で、「みんながわくわくするカードならどの階級でもやる」。再起戦が世界戦となる可能性もある。
 また、将来的な井上とゴンサレス戦についても言及。「尚弥のボクシングなら勝てると思う。基本的なスピードの感覚が違う。ディフェンスも良いので、尚弥の空間で勝負できる」と話した。両目の腫れが引くのを待ち、練習を再開する予定だ。

http://www.nikkansports.com/battle/news/f-bt-tp0-20140906-1362829.html
日刊スポーツ 2014年9月6日21時51分
八重樫、次は3階級視野「どの階級でも」
 5日にWBC世界フライ級王座から陥落した八重樫東(31=大橋)が6日、横浜市内の大橋ジムで一夜明け会見を行った。
 同ジムには、朝からローマン・ゴンサレス(27)との激闘を称賛する「感動した」などの電話が殺到したという。今後はフライ、スーパーフライ、ライトフライ級の3階級を視野に入れていく意向で、「みんながわくわくするカードならどの階級でもやる。方向性が決まれば気持ちは作れると思う」と再起を誓った。
 また、初防衛に成功した同ライトフライ級王者井上尚弥(21=大橋)は、王座返上を明言。「自分の良さを出せるように、より一層練習して最強のチャンピオンになって、いろいろなビッグマッチをやっていきたい」と2階級制覇を目指す意向を示した。

http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20140906-1362449.html
日刊スポーツ 2014年9月6日9時31分
八重樫、攻めて散った「打たれても前へ」
<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇5日◇東京・代々木第2体育館
 WBC世界フライ級王者八重樫東(31=大橋)が、同級1位ローマン・ゴンサレス(27=帝拳、ニカラグア)に敗れ、4度目の防衛に失敗した。39戦無敗で「軽量級最強」と称される怪物に9回2分24秒、レフェリーストップによるTKOで屈した。結果は出せなかったが、壮絶な打ち合いに、会場は熱狂。今後について陣営は、ライトフライ級に下げての3階級制覇なども視野に入れる。負けるたびに強くなってきた男は、まだ戦い続ける。
 ゴンサレスの重たいパンチを何発浴びても、八重樫の心は折れなかった。3回、カウンターの左フックを浴びダウン。それでも、立ち上がると、両拳をごつんと当て、覚悟を決めたように反撃した。「あれしかなかった」。選んだのは真っ向勝負。魂の打ち合いに、超満員の会場の熱はぐんぐんと高まった。
 だが、9回に力尽きた。ゴングと同時に仕掛けた連打の間が空いた瞬間、逆にゴンサレスがラッシュ。最後は連打からの左フックで、コーナーに腰から崩れ落ち、レフェリーが試合を止めた。激闘をたたえるファンに深々と頭を下げると、「意識がある限り戦うつもりだった。打たれても前に行くんだと、毎回が勝負だと思って戦った」と唇をかみしめた。
 自ら求めた大勝負だった。2月、V3戦の発表会見の席上で「強すぎて相手がいないようなので、次勝ったら、僕が挑戦を受けます」とゴンサレスとの試合を公言。多くの選手が対戦を避けてきた元2階級王者を挑戦者に指名した。
 「強い人間と戦いたい」という言葉はもちろん本音。だが、試合を1カ月後に控え、この一戦の意味について問うと、笑みを浮かべながら答えた。「お金ですよ」。そして続けた。「ロマゴンは扉。勝てばファイトマネーも上がるし、海外からビッグマッチの声がかかるかもしれない」。31歳。3人の子供の父として、プロとして、対戦を避ける理由はなかった。試合を終え、控室で次女一永ちゃんを抱くと、涙があふれた。
 勝利はならなかったが、目は前を向いていた。「何回も負けているんでまた頑張ります。何度でも立ち上がりますよ」。負けるたびに立ち上がり、強くなってきた。陣営はライトフライ級に下げ、3階級制覇を目指すことも視野に入れている。八重樫の心は燃え尽きていない。

http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20140906-1362451.html
日刊スポーツ 2014年9月6日9時31分
ロマゴン圧倒も「一番強い相手」と敬意
<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇5日◇東京・代々木第2体育館
 WBC世界フライ級王者八重樫東(31=大橋)が、同級1位ローマン・ゴンサレス(27=帝拳、ニカラグア)に敗れ、4度目の防衛に失敗した。39戦無敗で「軽量級最強」と称される怪物に9回2分24秒、レフェリーストップによるTKOで屈した。
 アマ時代から126連勝中のゴンサレスが、圧倒的な強さで3階級制覇を実現した。開始から重く硬いパンチを打ち込んでポイントを稼ぐ。9回には連打からの左フックで王者からダウンを奪い、TKO勝利。母国ニカラグアの英雄アルゲリョに並ぶ3階級制覇に、両手を上げて涙を流した。
 強すぎて、世界中のボクサーから逃げられ、12年11月以来、約2年ぶりの世界戦。自宅には八重樫の写真を4枚張って、闘志を高めてきた。一方、試合では完全アウェーも冷静さを失わない。「試合は12回ある」と、反撃を食らっても的確に打ち返し、ポイントを譲らなかった。
 完勝だったが、八重樫には敬意を示した。「効いたパンチはたくさんあった。今までで一番強い相手。万全でなければ負けていた」と、チャンスを与えてくれた感謝を交えながらたたえた。

http://www.nikkansports.com/battle/news/f-bt-tp0-20140905-1362319.html
日刊スポーツ 2014年9月5日23時47分
八重樫真っ向勝負も「ロマゴン強かった」
<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇5日◇東京・代々木第2体育館
 WBC世界フライ級王者の八重樫東(31=大橋)が、同級1位ローマン・ゴンサレス(27=ニカラグア)に9回2分24秒、TKOで敗れた。
 アマ87戦不敗、プロでも39勝33KO無敗の最強の挑戦者「ロマゴン」に対して、真っ向勝負。「やはりロマゴンは強かったです。打たれたら打ち返す根本的な勝負しかできなかった」と振り返ったが、打たれても打たれても、ひるまずに拳を返す姿に会場は興奮の渦に。最後はコンビネーションからの左フックでダウンを奪われて審判が試合を止めたが、ファンから「やえがしーーー!」という大きな声援は最後まで止むことはなかった。
 大橋ジムの大橋会長は「これがボクシングなんですよ。強い人が強い人と戦うのが」と八重樫をたたえていた。

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