ひとりボックス 2014年09月10日
最高の闘い~八重樫・井上ダブル世界戦&村田諒太プロ第5戦②~
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最後は大注目のWBC世界フライ級タイトルマッチ。王者である八重樫東(大橋)が4度目の防衛戦の相手に選んだのは、同級1位の軽量級最強ボクサー、ローマン・ゴンサレス(帝拳・ニカラグア。以下ロマゴン)である。
試合は1Rこそ、八重樫選手が足を使いながら左ジャブやフックからの連打という、お得意の戦法でロマゴンをかき回そうとするが、ロマゴンは動じず、2Rからは圧力を強めてくる。すると、八重樫選手は足を保ちながらタイミングを見計らい連打。ロマゴンもそれを連打で返し、観客は大興奮!だが、3R残り30秒という所でパンチの交換の末に、ロマゴンの左フックで八重樫選手ダウン。ここからロマゴンは攻勢を強め、八重樫選手はこれを果敢に連打で押し返そうとする展開となり、5Rに入ると両者ガードを下げて打ち合いの連続。ロマゴンも八重樫選手の連打に思わず足が止まるが、やはりパンチの威力はロマゴンの方が強く、八重樫選手は次第にダメージが深くなっていき、8Rには足がもつれるようにもなる。
そして9R2分10秒過ぎ、八重樫選手はロマゴンの左アッパーから右ストレートのコンビネーションを浴びて、2度目のダウン。ここでレフェリーが渋る八重樫選手を宥めてストップした。
結果を見れば、ロマゴンが9R2分24秒TKO勝ちでミニマム級・ライトフライ級に続く、三階級制覇を果たした訳だが、八重樫選手は本当に見事。特に打ち合いでロマゴンの足を止めた時は私も思わず、テレビ画面に向かって「八重樫行けー!」と叫んでしまった程であり、誰もが対戦を避けるロマゴンとこれだけ打ち合えるボクサーはいないであろう。
ただ素晴らしいのは、前述の通りライトフライ級王者時代から皆に対戦を避けられ、世界戦自体も今回が1年10ヶ月ぶりながら、最高のコンディションで最高のパフォーマンスを披露したロマゴンも同じ。今までの鬱憤を晴らし、おまけに最高の相手と戦って三階級制覇、さぞ喜びもひとしおであろう。
ともかく、両者とも先ずはしっかりと体を休めて、ロマゴンは初防衛戦へ、八重樫選手はライトフライ級かスーパーフライ級での三階級制覇へ向かって歩んで欲しいと思う。
最後に、この興行に出場した全てのボクサーの皆様、本当にお疲れ様でした!
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