2014年8月24日日曜日

怪物だって無敵じゃない

https://boxmob.jp/sp/jbc/top_boxer/0408yaegashi/1.html
ボクシングモバイル

怪物だって無敵じゃない
 八重樫(31)の正真正銘の大一番がいよいよ迫ってきた。現在、軽量級最強の39戦(33KO)無敗、怪物ローマン・ゴンザレス(27=ニカラグア)が3階級制覇を目指し、八重樫4度目の防衛戦に挑む。この日の興行は、WBC世界ライトフライ級王者の同門、井上尚弥(大橋)の初防衛戦とロンドン五輪金メダリスト、村田諒太(三迫)のプロ5戦目がラインナップされているが、やはり最大の注目は「八重樫vsロマゴン」だろう。
 ロマゴンの日本のリング登場は2007年から数え、今回が7度目となる。その間、2008年にWBA世界ミニマム級王者の新井田豊(横浜光→引退)を7回TKOで破り世界初戴冠。翌年には前IBF世界ミニマム級王者の高山勝成(現仲里)を退けV2、3度の防衛後に返上し、2010年にWBA世界ライトフライ級王座を獲得。世界2階級制覇をはたした。5度の防衛後、スーパー王者に認定されると、いよいよ対戦相手から敬遠されるようになり、以降は5度のノンタイトルが続いた。翌年、フライ級での3階級制覇を明言したロマゴンはスーパー王座を返上し、かねてより噂されていた八重樫への挑戦が今年6月、正式決定した。
 「映像を見れば見るほど穴が見つからない。どうすればいいのか正直分からない」と6月の発表会見で不安を口にした八重樫だが、「逆境を覆すのがボクシングの醍醐味。しっかりと練習を積んで奇跡を起こしたい」とも語った。
 敢えて危険な勝負に出た大橋秀行会長は「ロマゴンはまさしく最強の挑戦者。厳しい戦いになるだろうが、勝てば八重樫の人生が変わる」とハイリスク、ハイリターンを心情とする会長らしい言葉で八重樫に期待を込めた。
 もちろん、八重樫にも強みはある。ミニマム級から肉体改造に取り組んだ八重樫は、著名なフィジカルトレーナー土居進氏のもとでスピードを落とさずに強靭な肉体を作り上げ、元来の精神の強さとともに、押し負けないパワーを手に入れた。一発の強さとパンチのまとめは、やはりロマゴンに分があるだろうが、八重樫陣営も戦略を練る時間は十分にあった。あらゆるパターンを想定してチームで打倒ロマゴンに臨む。島国の世界チャンピオンから海外で評価される世界チャンピオンを目指して――。

0 件のコメント:

コメントを投稿