2019年4月13日土曜日

膝のバネが戻っている

https://bit.ly/2UwIQzfBOXING MOBILE
ボクモバニュース  2019.4.8

八重樫東がスーパーフライ級転向3戦目
 世界3階級制覇王者の八重樫東(36=大橋)が8日に後楽園ホールで開催された「第67回フェニックスバトル」のメインイベントに登場。スーパーフライ級10回戦でタイ国同級8位のサハパップ・ブノップ(23=タイ)と対戦した。約8ヶ月ぶりにリングに上がった八重樫の仕上がりに視線が注がれた。
八重樫が格の違いを見せつけた
 試合はスーパーフライ級で日本人男子初の4階級制覇を目指す八重樫が、階級をあげ一回り大きくなったフィジカルを武器に、立ち上がりから力強いジャブで圧力をかけた。ブノップは遠い距離から時折思い切って踏み込むが、出入りの速い八重樫には通用せず。攻撃のリズムを掴んだ八重樫は、続く2回にリングを大きく使うブノップをジャブで追い込み、ボディから左フック、さらにショートアッパーで攻め込みダウンを奪った。再開直後にも左ボディで倒した八重樫は、最後はボディ、アッパーと左のダブルでフィニッシュし、早々にレフェリーストップを呼び込んだ。
挑戦する試合より怖さがあった
 メインイベントで快勝した八重樫は、「試合間隔は空いたが、スパーリングはしていたし、モチベーションを見出して練習していたので問題はなかった。相手の距離は遠かったが気にならなかった。左ジャブをボディに打てたのは収穫。今日のような試合を継続していきたい」と手応えを感じていた。
誰と戦うかが重要
会見に同席した大橋秀行会長は、「練習の時から以前のような膝のバネが戻っているし、年齢を重ねてもよく練習している」と褒めたたえた。 続けて3月上旬に日本でWBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソールンビンサイ(タイ)への挑戦が内定していたが消滅したと明かし、「相手も階級もこだわらずチャンスを作ってあげたい」と話した。
 それを横で聞いたプロ14年目の八重樫は、「4階級制覇を掲げているが、誰と戦うのかが大事なのでチャンスがあれば食いついていきたい。最後に戦って良かったと思える試合がくるはず。それを信じて生きていきたい」と前を見据えた。
八重樫は強かった
 一方、良いところがなくキャンバスに沈んだブノップは、「八重樫は経験があって強かった。また、日本で試合がしたい」と世界3階級制覇王者の力に脱帽した。

0 件のコメント:

コメントを投稿