2016年3月21日月曜日

最年少記録

http://goo.gl/LuYm9P
gooニュース(デイリースポーツ) 03月20日 12:34
国内最年少世界王座へ 18歳・加納陸の挑戦
 ボクシングの記録で、これだけは超えるのは不可能だろうと思っていた。元世界2階級制覇王者・井岡弘樹氏(47)の持つ国内最年少、18歳9カ月10日での世界王座奪取。87年10月18日に同氏が達成して以来、29年も破られていないこの“壁”に、今年、挑もうとする若武者がいる。
 兵庫県川西市出身、加納陸(18)=大成。中学生時にU−15大会で全国優勝した逸材は井岡氏の記録を逆算し、駆け上がってきた。
 国内プロテスト受験は満17歳(現在は16歳)からという規定を待たず、加納は16歳で海外デビュー。海外で7戦5勝1敗1分けとキャリアを積んだ。14年12月には日本最年少17歳でWBAアジア同級王座まで獲得した。
 昨年、国内プロテストを受け、同6月に国内デビュー戦を3回KO勝利した。同12月に元WBO世界ミニマム級1位、ピグミー・ゴーキャットジム(タイ)に3−0で判定勝ちし、IBF世界ミニマム級13位、東洋太平洋同級2位のランキングを手にした。
 16歳から全速力で難関をクリアして、それでもギリギリ。97年11月16日生まれの加納は今年8月25日が記録へのリミットなのだ。井岡氏は17歳でプロとなった。そこから2年に満たずに獲った世界王座がいかに至難の業かが分かる。
 年少でなく最短記録なら、アマチュアエリートが次々と更新してきた。11年、現世界3階級王者・井岡一翔が7戦目、14年、現世界2階級王者・井上尚弥(大橋)が6戦目、昨年、現WBO世界ミニマム級王者・田中恒成(畑中)が5戦目で世界を奪取した。
 高校4冠の田中恒成は中京高在学中にプロデビューしたが、18歳9カ月時はまだ2戦で世界ランカーに入ったばかり。世界奪取は19歳11カ月時。超高校級が最短を突っ走っても1年以上も及ばない。
 近年、井岡氏超えを狙ったのは元世界2階級王者・亀田大毅氏がいる。07年、あの物議を醸した内藤大助戦で敗れ、18歳9カ月5日での戴冠はならなかった。「亀田」に関しては、賛否あるだろうが、長兄・興毅氏が日本初の3階級制覇を果たし、三男・和毅と合わせ3兄弟世界王者は日本どころか世界初。日本のボクシング史を塗り替えてきた「亀田」ブランドですら、破れなかった記録が井岡氏だ。
 加納は言う。「挑戦まで行っても、そこで勝たないとダメなんですもんね」。まだ道は半分も来ていないことを実感する。
 大きな関門が5月8日、兵庫県三田市の郷の音ホールで行う東洋太平洋同級暫定王座決定戦。相手は元WBO世界ミニマム級王者で現WBO同1位、東洋太平洋同1位のメルリト・サビーリョ(32)=フィリピン=で25勝(12KO)2敗1分けの過去最強の敵だ。
 現王者の熊朝忠(中国)が約半年、試合を行っておらず、異例の暫定王座戦。熊朝忠が王座剥奪か返上となれば、試合は正規王座戦となる可能性もある。8月に「井岡氏超え」の世界戦を組むプランで動いている陣営にとって、勝利が絶対条件だ。
 井岡氏本人に会う度に「行けるよ、行けるよー」と新記録へハッパをかけられている加納。不可能を可能にしてみせる。

http://goo.gl/N3eq2q
ボクシングニュース 2016年3月20日日曜日
丸田陽七太が初回TKO勝ち、デビュー2戦目飾る
 森岡ジム主催のアートオブボクシングは20日、大阪府池田市五月山体育館で行われ、日本S・バンタム級11位の丸田陽七太(18=森岡)がメインの6回戦でタイ人選手を1回1分54秒TKOで下して、デビュー2連勝を飾った。15年ぶりの同ジムの自主興行だったが、指定席800席は完売、立ち見も多数詰め掛けて「ひなた人気」に会場は熱気に包まれた。
◇54.5キロ6回戦
丸田陽七太(森岡)[TKO1回1分54秒]クルンシン・ガオラーンレックジム(タイ)
 アマから転向、昨年11月、高校3年生でIBF世界バンタム級10位を破り、鮮烈なデビューを飾った丸田の2戦目。相手のクルンシンは21歳のノーランカーだが、7勝3KO4敗の戦績で丸田よりもキャリアは豊富だ。
 落ち着きがある丸田は開始ゴングから鋭い左ジャブで、クルンシンの前進を阻んで距離をつかみ、右ストレートをアゴに打ち込んでダウンを奪った。立ち上がったクルンシンは反撃に転じようとするも、丸田の速いボディーワークにパンチは空を切った。丸田はジャブで追い詰め、再び右を打ち込むと、クルンシンは前のめりに崩れ落ち、カウント途中で主審が試合をストップした。次戦はWBCユースバンタム級王座に的を絞っており、交渉がまとまれば、7月下旬に大阪市内で同王座にチャレンジする予定だ。
 森岡和則会長の親戚でオスカープロモーション所属の女優、森岡朋奈さん(21)がデビュー戦に続きラウンドガールを任されたが、初回決着で出番はなし。「希望した赤い水着でスタンバイしていただいたのに、すみません」と丸田は試合後のリング上で朋奈さんに謝った。
◇バンタム級8回戦
向井寛史(六島)[TKO7回1分]和氣年邦(M,T)
◇65キロ6回戦
福山一磨(森岡)[TKO2回2分59秒]ラーンガオ・ガオラーンレックジム(タイ)
◇S・ウェルター級6回戦
ロックハート・ブランドン(森岡)[TKO1回43秒]ソンタヤー・ガオラーンレックジム(タイ)

0 件のコメント:

コメントを投稿