2016年3月2日水曜日

世界の主要3団体を制圧

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ボクシング広報3月号 2016.03.02
表紙の言葉
世界の主要3団体を制圧
充実のライト・フライ級

 毎年のことながら、1月は興行数も少なく、今月は日本タイトルマッチを2試合掲載。高いポテンシャルでV3に成功したのが岡田博喜。粘り強い暫定王者・中澤将信を圧倒、3回TKOに下した。この岡田、右拳の負傷で、この日が10カ月ぶりのリング登場。「ジムの同僚の試合を見ると羨ましかった」そうだが、この10カ月間が単なるブランクでなかったことは、今回のスキルアップした試合が証明している。今後に期待したい。
 今月は『Light Flyweight Wars』と題して表紙を作成した。昨年末に木村悠と八重樫東の2人が王座に就き、日本のライト・フライ級は一気に世界の主要4団体のうち3つを制圧した。
 表紙の中心には八重樫。大晦日決戦で、不利の予想を覆して王者のハビエル・メンドサに完勝。充実のトレーニングで万全のコンディションに仕上げ、スピーディーな動きからシャープな連打を叩き込んだ。数多くの激闘を繰り広げてきた八重樫だが、負ければ引退の土壇場でベスト・ファイトともいえるパフォーマンスを魅せるのだから凄い。見事な3階級制覇劇だった。
 2年前の大晦日に世界王者となった田口良一は逞しくパンチャーへと変身。昨年は2度の防衛戦をいずれもTKOでクリア。この田口、同じワタナベジムに内山高志という『偶像』がいるせいか、世界王者になっても極めて低姿勢。防衛を重ね、どう変貌していくのか。
 ペドロ・ゲバラから殊勲の逆転判定勝利をもぎとった木村悠。決定打に欠け、フットワークを駆使した出入りのボクシングが持ち味の木村が接近戦で強打のゲバラ相手に果敢な攻撃を仕掛ける姿は感動的ですらあった。
 元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮。減量失敗の残像が色濃いが、再起後は4戦全KO勝ちでWBC、WBA、IBFでランク・イン。ライト・フライ級で2階級目を狙うとともに名誉挽回を期す。
 堀川謙一を破り、6戦目で日本王座を獲得した拳四朗。プロ3戦目で東都初見参。無敗(10勝6KO)の長嶺克則との強気なマッチメークで7回TKO勝ちして非凡な才能を披露。この一戦だけで世界の器であることを証明した。勢いそのまま年内の世界挑戦を目指す。
 このトップ5に絡んできそうなのがWBO世界ミニマム級王者の田中恒成。弱音を吐かない強靭な精神力を持つ田中だが、かねてから減量苦が伝えられ、階級をアップしての2階級制覇を目論む。果たしてターゲットは? 充実の日本ボクシング界にライト・フライ級ウォーズが勃発する。

■ 巻頭言:ボクシング年間優秀選手表彰式
日本スーパー・ライト級王座統一戦
岡田博喜、会心の勝利でV3
日本ウエルター級王座決定戦
新藤、二度目の挑戦で王座獲得!
■ TOPICS
◆山中と木村が京都で防衛戦
◆大平がタイで二度目の世界挑戦
◆1月度ランキング委員会報告
◆移籍届
◆リングネーム変更届
告示
■ プロテスト合格判定基準
■ プロボクサー新人テスト申込書
■ ライセンス更新手続き
■ 公式試合日程
■ 女子プロボクサー新人テスト申込書
■ 拳の詩・第134回・シンデレラボーイ
■ 英雄伝説・第120回・高橋直人
■ テスト合格者
■ 出場禁止ボクサー
■ ウエイト変更勧告
■ 拳闘史
■ 公式試合記録
■ ライセンス交付者
■ バックナンバー案内
■ ランキング
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日本

■ あとがき
■ ジム住所録一覧

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