2016年2月17日水曜日

IBF世界Lフライ級タイトルマッチ

https://goo.gl/FQCEby
グノシー 2015/12/30

IBF世界Lフライ級タイトルマッチ

12/29有明コロシアム(108lb/48.9kg)
IBF世界Lフライ級王者
ハビエル・メンドーサ(メキシコ)
24勝19KO2敗1分
vs.
IBF世界Lフライ級8位
八重樫東(大橋)
22勝12KO5敗
ボクシングフリークによる勝敗予想は?
1.メンドサのKO勝ち 95
2.メンドサの判定勝ち 34
3.八重樫のKO勝ち 31
4.八重樫の判定勝ち 65
5.ドロー 7

KO率が高く好戦的なファイターである王者メンドサが、挑戦者の八重樫選手をKOするという予想が多かったようですね。
IBF世界Lフライ級王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)


試合展開は?
筆者は30年以上のボクシングファン歴を持っていますので、首都圏で行われるボクシングの世界戦は可能な限り生観戦致します。もちろん、今回も生観戦致しました。
試合のほうは、序盤から八重樫がスピードを活かした前後左右のフットワークを駆使し、王者から有効なクリーンヒットを重ねる展開でした。
中盤からは、王者が強引に距離を詰め、八重樫をロープ,コーナーに詰める場面も見られましたが、八重樫のカウンターパンチやボディーワークを駆使したディフェンス面が光り、終盤にはKO勝ちの可能性も強く感じるほどワンサイドとなり、12ラウンドに渡って挑戦者の八重樫がペースを掌握する展開でしたね。
日本人ボクサー3人目となる3階級制覇達成
IBF世界L・フライ級タイトルマッチが29日、有明コロシアムで行われ、同級8位の八重樫東(大橋)が王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)に3-0判定勝ち。八重樫はWBAミニマム級、WBCフライ級王座に続くタイトル獲得で、3階級制覇達成となった。スコアは117-111、119-109、120-107。メンドサは2度目の防衛に失敗。

WBA世界ミニマム級王座獲得

王者 ポンサワン・クラティーンデンジム(タイ)
初タイトルは序盤、八重樫がスピードを活かしたインアウトのアウトボクシングを展開しておりましたが、中盤からは軽量級としては稀に見る打ち合いが展開され、両者攻勢と劣勢が目まぐるしく入れ替わる中、八重樫選手のパンチが王者ポンサワン選手の顔面にヒットし続けた瞬間、レフェリーが割って入り八重樫選手のTKO価値が告げられました。
WBC世界フライ級王座獲得






王者 五十嵐俊幸(帝拳)
序盤、変則スタイルと手数で八重樫選手がペースを握り、中盤以降はお互いバッティングで血を流しながらも互角な展開で試合は推移するも、終盤に八重樫選手のカウンターパンチで五十嵐チャンピオンがぐらつくなど明白なラウンド支配を続け、3-0のユナニマスディシジョンで2階級制覇を達成しました。





WBC世界Lフライ級王座決定戦敗北
WBC世界フライ級1位 ペドロ・ゲバラ(メキシコ)
ジムの後輩、井上尚弥が返上したタイトルを同級1位のゲバラと争ったものの、ゲバラの的確なコンビネーションブローと強打で徐々に削られ、中盤にボディーブローをもらいダウンするも立ち上がれず、10カウントが告げられました。







2度目の3階級制覇チャレンジ
八重樫は1年前、ペドロ・ゲバラ(メキシコ)とのWBC世界同級王座決定戦に敗れて3階級制覇挑戦に失敗。このときは9月に“軽量級最強”ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)とのWBC世界フライ級戦に敗れた直後で、心身ともに万全の状態を作れなかったが、今回は満を持してメンドサ戦を迎えた。

昨年の12月30日、3階級制覇をかけてWBC世界Lフライ級1位のペドロ・ゲバラ(メヒコ)と空位の王座決定戦を行い、7ラウンド2分45秒でKO負けを喫したのですよね。
その後、進退を保留していたものの現役続行を決意し、今回の偉業達成を成し遂げました。
ベルトは、奥さまの誕生日プレゼント!?

3階級制覇って?
複数階級制覇(ふくすうかいきゅうせいは)とは異なる複数の階級で王座を獲得することを呼ぶ。主にプロボクシングで使用され、2階級で王座を獲得した場合は2階級制覇、3階級なら3階級制覇などと呼ばれる。
世界王座の場合、メジャー4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)の中でなら異なる団体でも成立するが、地域王座(OPBFなど)や国内王座の場合は同一コミッションでなければ成立しないのが原則である。
出典https://ja.wikipedia.org
八重樫選手の場合は、WBA世界ミニマム級タイトル、WBC世界フライ級タイトル、そしてIBF世界Lフライ級タイトルを獲得して3階級制覇を達成しました。

6階級制覇が世界記録!
2010年11月現在、オスカー・デ・ラ・ホーヤとマニー・パッキャオの6階級(マイナー団体のIBOやリングマガジン認定王座を含めて8階級)が世界王座における最多記録である。
ちなみにマニー・パッキャオ(フィリピン)は、フライ級(50.8kg)~Sウェルター級(69.8kg)の間で6階級制覇を成し遂げました。
仮に、フライ級から順々に各階級を制覇していたとしたら10階級制覇を遂げていた可能性もありましたね。
ですが、あくまでも記録は6階級制覇です。
オスカー・デラホーヤ(アメリカ)

マニー・パッキャオ(右)フィリピン

ツイッターでの反応は?

“感動”というツイートが多いように感じました。
確かに会場中、感動の渦に包まれていたような感覚でしたね。
感動の勝利者インタビュー

インタビューも最高でしたね!
八重樫選手の奥さまを想う気持ちが全面にでていました。
そして、敗れたメンドサ選手も非常に紳士的で好感が持てました。
八重樫選手のお子様たちに近づき、頭を撫でていた姿が印象的でした。

偉業を成し遂げた八重樫チャンピオン、激戦の傷をいやして初防衛に挑戦してもらいたいですね!
おめでとうございました!

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