2016年2月11日木曜日

激闘王、危険承知でラストラウンドまで真向勝負

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ジャック海田の ViVa! BOXING  2015-12-30 09:10:51
《井上尚弥&八重樫東ダブル世界タイトル戦》12月29日 東京・有明/No.576
    BOXING FES 2015
《WBO世界Sフライ級タイトルマッチ》
《IBF世界Lフライ級タイトルマッチ》
開催日:12月29日
開催地/会場:東京都江東区有明/有明コロシアム

  井上尚弥が圧巻のストップ勝ちを収めた。1年のブランクをものともせず、2度倒しての初防衛成功だった。やっぱり、ニックネームどおりの怪物でした。

〈後記〉
  初回、井上が手数、有効打で圧倒していたが、パレナスも劣勢にもかかわらず、一瞬だったが、負けじと得意の右フックを浴びせて日本人キラーの片鱗をみせた。
このフック被弾で井上は目が覚めたか2回に速攻であっという間に畳み掛けてしまった。
1年振りの試合とは思えないほどスピード、パワー、テクニックをまざまざと見せつけた試合だった。観ているファンは、早すぎる!もっと見たかったと思ったに違いない。
しかし、強打者との対戦は何が起こるが分からないことを考えると、これがベストな勝ち方だったでしょう。井上は昨年まだ僅か8戦目ながらも、アルゼンチンの英雄と言われたオマール・ナルバエスを今回と同じ2回で終わらせ王座を奪取した。この時点で既に米国の大物プロモーターから米国本土で試合を組みたいと言うオファーを受けている。それでも陣営は時期尚早と言う結論であと1試合を日本で消化して、その後に本格的に米国本土でのデビューを計画しているようだ。いよいよ来年はラスベガスか、それともニューヨークか?ワクワクしてきます。そして、対戦相手が誰になるのかと言うことにも話題が集中しそうです。WBOランキング上位の選手か、それとも他団体王者との統一戦になるのか、今から楽しみです。

《IBF世界Lフライ級タイトルマッチ》
IBF世界Lフライ級王者
ハビエル・メンドサ(24=S/MEX)IMG_4223.png
    VS.
IBF世界同級8位
八重樫 東(32=O/OHASHI/JPN)IMG_7416.gif
   ★八重樫完勝で3階級制覇達成!

〈後記〉
  それにしても八重樫は激闘王の名に相応しいもの凄い戦い振りだった。
時折メンドサの左ストレートを貰ってはいたが、動きで躱して深いダメージは受けなかった。
八重樫の攻めはボディー攻撃でメンドサの動きを止めて離れては右ストレート、ワンツーでダメージを与えたのが良かった。とにかく、八重樫の打つタイミングが素晴らしかったということに尽きます。7回にメンドサが八重樫をロープに詰めて左右連打から右フック、右アッパーと攻めたてたが、ピンチはこの場面だけで、これを除けばすべてを支配していました。普通10回あたりで大差リードを把握していれば無理な打ち合いは避けてジャブを出しながら動きで凌ぐでしょう。
しかし、八重樫は危険を承知でラストラウンドまで真っ向から打ち合って左右フック連打でメンドサをダウン寸前まで追い込んでみせた。はっきり言って、レフェリーによってはストップだったでしょう。八重樫は最後の最後まで観ているものに感動を与えました。それが激闘王と言われる所以(ゆえん)でしょう。普通なら試合が終わると負けた相手はそそくさとリングを去るものですが、若き前王者のメンドサは違っていました。リングに残ったメンドサは新王者の八重樫に歩み寄り祝福のハグをしたのにはスポーツマンシップの究極を見た感じで2度も感動した次第。好青年の印象を残して帰国するメンドサには是非復活して、また日本のリングに上がってほしいものです。間違いなく記憶に残るであろういい試合でした。そして、八重樫の初防衛戦に期待するばかり…

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ゆうりん 2015/12/30
井上尚弥初防衛!八重樫東3階級制覇!大橋ジム充実の年末!
2015年の年末は格闘技づくしの年末です。
12月29日の皮切りとなったボクシングは想像通り、この想像通りがすごいのですが
年末にすばらしい試合を見ることができました。
井上尚弥選手、初防衛成功
WBOスーパーフライ級タイトルマッチ12回
王者 井上尚弥 vs ワルリト・パレナス
昨年末、タイトル奪取、この試合は2ラウンド衝撃的なKOで勝利。
その時に右こぶしをケガして試合から離れていました。
この時の印象は、今までは井上尚弥選手のスピードとカウンターでしたが、随分パワーアップしたイメージでした。
そして、1年ぶりの試合、試合感は大丈夫か?
指名試合の今回は、同級1位のワルリト・パレナス選手、非常にパンチ力がありKO率の高い選手です。
井上尚弥選手のお父さんは3ラウンドくらいは様子を見てほしいということでしたが、序盤から結構飛ばしていたように思いました。
試合後、やはりスピードは井上尚弥選手の方に分があるが、パレナス選手をみるとやはり体幹が強くパンチがありそうなイメージです。
試合が動いたのは2ラウンド、ガードの上から強烈な右を浴びせると、たまらずダウン。
その後は左のボディーも効かせKO勝利。
スピードはもちろん、昨年からはパワーも上がっている。
スピード、パワーこの両方を持つ井上尚弥選手の今後が楽しみです。
世界的にもかなり評価が上がると思います。

祝!八重樫東三階級制覇!
八重樫東選手、とても好きな選手の一人です。
八重樫選手の試合、いつもアグレッシブで激しい打ち合いをします。八重樫選手はガチ打ち合いのイメージですが、フットワーク、防御もかなりうまい選手です。
ボクシングというプロ興業では、あまりにも強い選手との試合を避けたりすることもありますが、八重樫東選手はみんなが試合を避けていた軽量級最強と言われるローマン・ゴンザレスとも真向勝負する選手です。この時の試合では負けましたが、観客は八重樫選手のファイト魂に燃えました。
今回も見せてくれました。打ち合いでも下がらない強い王者に対して、打たれたら打ち返し、そして終盤では、フットワークで空いてを翻弄し、適格にパンチを当てていました。判定も全員八重樫選手でした。
八重樫選手がコメントで、三階級制覇はおまけのようなものと言っていました。ボクサーとして強い相手を求めて戦った結果だと言っていました。
多数の階級で王者になることもすごいですが、同階級で勝ち続けることもすごいことだと思います。
とにかく、いつも熱い試合を見せてくれる八重樫選手、おめでとうございます。

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