2016年2月25日木曜日

優しい気持

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タウンニュース瀬谷区版 2016年2月25日号
二つ橋小 チャンピオンが来校
八重樫選手「挑戦」を語る
 二つ橋小学校(青木勇校長)で2月17日、昨年末に3階級制覇を達成したプロボクサー・八重樫東(あきら)選手=旭区在住=を迎える会が開催された。児童の大歓声を受けた八重樫選手は、ミット打ちなどを披露。挑戦し続けることの大切さを語った。
 昨年12月、有明コロシアムで行われたプロボクシングのダブル世界戦で、第21代IBF世界ライトフライ級チャンピオンの座を勝ち取った八重樫選手。今回の同校訪問は、東日本大震災の被災地支援活動を行う中で出会った「三陸沖に瀬谷丸を!」実行委員会の露木晴雄会長を通し、実現した。
 始めにあいさつに立った八重樫選手は、自身の実家が岩手県北上市にあることに触れ、「大震災は忘れてはいけないこと。これからも露木さん、瀬谷丸を通して、復興支援を続けていきたい」と力強く語った。
 実演では、原隆二選手(大橋ジム)を相手に「ジャブ」「ストレート」「ワンツー」など児童から名前が挙がった順にパンチを披露。寸止めで打ち合い距離感をつかむマス・ボクシングも軽やかにこなし、チャンピオンの風格で会場を沸かせた。
 質問コーナーでは、児童からの質問に丁寧に答えた八重樫選手。特別な練習メニューについて聞かれると、「特に何かしているわけではなく、毎日コツコツ頑張ることが大事。続けるのは大変だし練習は休んでも良い。その分を取り返せば大丈夫」と述べ、練習への向き合い方を語った。さらに「強くなるためには周りの人に優しくすること。お父さんお母さんを大切にしてあげて。ありがとうと心で思っていれば優しい気持ちになり、強くなれる」とメッセージを贈り、児童らは真剣に耳を傾けていた。
 全校児童を代表して感謝の言葉を述べた6年生の瀬戸口佳君は、「試合で勝った時の表情が印象的でした。努力を続けることの大切さが分かったので、自分も今やっているサッカーを頑張りたい」と話した。会終了後は、4年生のクラスで給食を味わった八重樫選手。児童らとの楽しいひとときを過ごした。

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