2016年2月15日月曜日

2試合とも内容は違えど、興奮さめやらぬ勝負となりました

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黒髪のかねろの整理場所 2015年12月30日 20:46
スポーツとエンタメのあいだ
 2015年という1年もあと残すところ30時間を切ってきた訳だが、この1年を振り返るだけでもなかなか体験できないものを色々と味わうことができたのではないかなと思う。
 良かったことや悪かったこと。思い出したくもないこと。10人いればそれぞれが感覚として違うものもあるのだろう。ある意味エンターテイメントというジャンルはそういうものをすべて吹き飛ばして楽しむためにある。本来、スポーツというのはそうでなければいけない。その2時間だけでも色々と絡み合う複雑なことを吹き飛ばしてくれる。そうでなければいけないのだなというのを、この記事を書きながらしみじみと感じている次第だ。
 ボクシングなどの格闘技はある種「スポーツとエンタメのあいだ」にあるものではないのかなと感じている。なおかつ楽しむ人はとことん楽しむし、はまる。エンタメに視野を向けてみると、地下アイドルの追っかけやインディーズのバンド、売れない若手芸人に目を向けてしまうのはある種コアな人たちなのだ。何が言いたいのかというと、格闘技はそういうアイドルと似ているということだ。そしてそれは、ボクシングと比較しても例外にないということである。
 さて、昨日行われたダブル世界戦を見てみよう。八重樫東と井上尚弥、いずれも日本トップクラスの選手である。激しい打ち合いで見る者の感動を呼ぶ八重樫と「モンスター」と呼ばれ、圧倒的な実力を見せつける井上。どちらも持ち味を発揮した良い試合だった。大橋ジムの方々も興業の成功に胸をなで下ろしていることだろう。
 なおこのダブル世界戦では「ハーフタイムショー」として、ももいろクローバーZの5人がスペシャルライブを行っていた。率直に申し上げると、あそこでハーフタイムショーをすることによって妙な違和感を抱いてしまったのだ。いくら興業で注目を浴びるためとはいえ、ももクロの軽いノリ(モノノフの方々には申し訳ないのだが)と真剣勝負の空気感にミスマッチが生じてしまったのではないかと思ったほどだった。
 しかし、それはあくまでもテレビ観戦していた人たちだけ。現地のライブで観戦した人たちからは概ね好評だったらしい。このミスマッチはなぜ発生したのだろうか。そもそも、なぜももクロだったのだろう。
 端的に言うと、ももクロのアングルにあるのはプロレスだ。プロデュースしてきた川上アキラさんはプロレス好きで知られ、ももクロのプロデュースにもそのアングルを使っているように見える。そう、彼女たちはいつだってガチ。興業のためであれば本気で立ち向かう。
 現地で観られた人たちからの評価が高かったのは、その彼女たちのひたむきさと会場を盛り立てようとする心意気。そしてパフォーマンスだった。テレビで切り取られたところしか見ていない人たちは、突拍子もないももクロに違和感を覚える。それは当たり前のことなのだ。あとは構成の問題なのだろう。
 たとえば、私のようなテレビでしかももクロをまるで知らない人からしてみると、「行くぜっ! 怪盗少女」くらいしか知らない人もいるわけだ。そこにいきなり新曲と言われると、余計置いてけぼりにされてしまう。ライブ組とテレビ組で温度差があったからくりはそこなのだ。つまり中継したテレビ局がハイライトで流すなり、曲の構成を変えるなりする必要があったのではないだろうか。それだけでも、テレビ組のシラケは解消できると感じた。
 さて最終的に興業としては失敗だったかと訊かれると、これは「大成功」と言える。多くのモノノフの方々にボクシングの面白さを知っていただける機会となったからだ。加えて、会場が一体となって八重樫と井上を応援する空気を作り上げた。それは今回のももクロのパフォーマンスによるものと考えていいと思う。この興業に関わった人たちの大勝利といってもいいだろう。これは素直に拍手を送りたいところ。
 朝日新聞の取材で「ボクサーは目立ってなんぼ」という亀田興毅のインタビューがあった。その通りなのだ。そうやってボクシングをアングラ的要素からエンタメにしていく。だからこそ、こういうイベントこそ大事になってくると私は考える。それを考えてプロデュースし、今回の成功へと導いたことは来年に向けても大きな収穫であると確信する。個人的にはももクロのポップなノリもいいが、RIZINのオープニングの方が好みではあるが。
 いずれにしても、これは大きな前進だと思う。大晦日を経て、来年もボクシング界から目を離すわけには行かなさそうだと感じ、楽しみになってきた。

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0 to zeroのhorizon 2015年12月29日 23:11
2015年12月29日ボクシング世界戦 極上の井上尚弥、八重樫戦を堪能
12月29日は、大橋ジムに所属する井上尚弥、八重樫東が世界戦を行いました。
八重樫東は、2014年にも3階級制覇に挑みましたが、7回にKO負けを喫しています。そこから、再起戦を行い、2015年の今日、再び3階級制覇をかけて戦いました。
対戦相手は、メキシコのハビエル・メンドサとなりました。
試合の方は、1Rから、接近戦の打ち合いとなります。両選手が打ち合いを恐れない、攻撃的な戦いとなりました。
序盤はどちらかといえば、八重樫の良い攻撃が目立ち、若干ですが主導権を握っている印象でした。とはいえ、メンドサも恐れず前に出続けるので、しばしば打ち合いがおこり、結果はどちらに転んでもおかしくない状況でした。
中盤になると、メンドサが優位に立っていきます。激しい打ち合いの結果、八重樫はパンチを当てていますが、同様にもらってもいて、そのダメージからか、足にくるようになりました。
そのため、特に8Rはかなり劣勢になりました。動けず、止まった八重樫に、メンドサが猛攻をしかけます。しかし、そこをしのいだ八重樫に、フットワークが戻ってきます。
すると、良い距離感となり、的確にパンチが当たるようになります。
9Rからは、再び八重樫の勢いがよみがえります。そこから、10R、11Rはすさまじい打ち合いの展開となりました。激闘王と呼ばれるにふさわしい内容でした。
試合の方は、最終Rにあと一歩でKOというところまで追い詰めた八重樫が、大差で判定勝利となりました。
この結果、日本人では3人目となる、3階級制覇を見事に達成しました。試合後に涙を流す八重樫を、対戦相手のメンドサが腕をあげて称えるシーンは感動的でした。
この試合は、これぞボクシング、激闘と呼べるものでした。会場もとても盛り上がっていました。
そして、1年ぶりの復帰戦となった井上尚弥は、WBO世界スーパーフライ級の初防衛戦となりました。対戦相手は、同級1位のフィリピンのパレナスになりました。
パレナスは24勝6敗1分ながら、21KOという高いKO率を誇っています。
試合の方は、1年ぶりの井上の試合勘が気になりましたが、1Rから集中力が高かったです。
1Rは互いの力を試しあうような、熱が入りながらも、様子見的な印象がありました。
しかし、2Rに入ると、井上が隙を逃しませんでした。自分のパンチが効いていると感じたのか、一気にギアをあげて、前に出て攻めました。
そして、左ストレートから、右フックをガードの上から当てます。しかし、これでパレナスからダウンを奪ってしまいました。
パレナスはダウンしたというより、吹き飛ばされたというような、衝撃的なシーンでした。さらに、井上はたたみかけ、二度目のダウンを奪い、圧勝してしまいました。
怪物と呼ばれる井上ですが、今後、日本のボクシング界に大きく名前を刻みそうな強さを見せました。パンチのスピード、威力がずば抜けていて、この先に対戦相手がみつかるのか…と心配になるような、次元の違う強さを見せました。
小さい時はディフェンスに磨きをかけたそうですが、加えて、クレバーさ、集中力、ボクシングの意欲…すべてで高いレベルにあり、末恐ろしい内容となりました。
それにして、この2試合は年間を振り返っても、素晴らしい内容だったと思います。2試合とも内容は違えど、興奮さめやらぬ勝負となりました。
2015年の年末は格闘技、ボクシングが目白押しですが、12月31日には内山、井岡、高山、田口、田中が防衛戦を行います。

http://goo.gl/rSPz4h
北海道に住むスポーツ観戦好きの30代後半男 2015年12月29日 21:35
井上尚弥が2RKOで防衛、八重樫東が判定で王座奪取
今日から年末年始の嬉しい6連休ですが、この休みの中で最も楽しみにしていたと
言ってもいいのが、今夜行われたボクシングWBO世界S.フライ級タイトルマッチの、
「井上 尚弥(大橋)×ワルリト・パレナス(フィリピン)」
での、チャンピオン井上の1年ぶりの復帰試合となる防衛戦でした。
結果は2RKOで井上が勝利。圧倒的な強さに、テレビの前で思わず笑ってしまいました。
強過ぎて、今日の試合に関してはこれ以上、何も書くことがないのが残念です(^^)
同じS.フライ級には、WBAにワタナベジムの河野公平、WBCに帝拳ジムの契約選手の
カルロス・クァドラスがいるので、まずはここの統一戦を期待したいです。
そこを乗り越えた先には、ロマゴンことローマン・ゴンザレスとの決戦へと、
夢と希望は大きく膨らみます。
そして今夜はもう1試合、IBF世界L.フライ級タイトルマッチの
「ハビエル・メンドサ(メキシコ)×八重樫 東(大橋)」
の試合もあり、挑戦者の八重樫が3-0の判定で見事に3階級制覇を達成。
複数階級の制覇という記録にはあまり興味はないのですが、それよりも単純に、
今日の試合の勝利に興奮しました。
大雑把に感想を書くと、1Rは良い出だし、2Rはチャンピオンにリズムが出てきて
これは八重樫は苦しいかなと思ったら、3R以降は八重樫ペースで、7Rに連打を浴びて
ロープに詰まって「ヤバいかも・・」と心配しながらも、8Rからは再び盛り返して、
最終12Rはダウン寸前まで追い込んでの、文句の無い判定勝利でした。
良い2試合を観られて、満足な連休初日の夜となりました(^^)

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