2014年11月17日月曜日

素晴らしい勇気に感動、再起を

http://urx.nu/edQy
瓦版株屋けむし 2014年09月06日19:00
八重樫 東、無念のKO負け。でも、最高にカッコ良かった。

WBC世界フライ級タイトルマッチ
王者 八重樫 東 vs 同級1位 ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
アマチュア・プロ通じて126 戦無敗、プロでは39戦全勝33KOの怪物ゴンサレスの3階級制覇に、八重樫が果敢に「挑んだ」試合。 八重樫の4度目の防衛戦。八重樫が足を使って打ち合いを避ければ勝機はあると見ていました。最近の試合では、強打者を相手に12R足を使い、見事な勝利を収めた試合もありましたし、山中慎介が強打者ダルチニアンに勝利した試合も、見事なアウトボク
シングで、ダルチニアンがイライラしたまま終わった試合でした。
いくら怪物ゴンサレスといえども、八重樫の速いフットワークなら通用するのではないかと思っていました。
1R、期待通り八重樫は足を使った展開。これを続ければもしや…とも思いました。ただ、見てるだけではわからないものがあるんでしょうね。 八重樫曰く、「(ポイントが取れないため)この展開は続けられない。何とか前に出ようと思った」 もともと好戦的な選手ですし、フットワークを使ってかわしていても、ゴンサレスには効果的なパンチを打ち込めないと判断したのでしょうが、もう少し、1R
の展開を続けていればどうなっていたでしょうか。
結果的には、2R以降打ち合いに応じ、ゴンサレスのスピードと破壊力のある正確なパンチに3Rにダウンを奪われ、その後も勝機を見いだせぬまま9Rダウンした時点でレフェリーストップとなりました。 ただ、結果は完敗でしたが、怪物ゴンサレスに真っ向勝負を貫いた八重樫の心意気には、涙が出るほど感動しました。
「プロなんで負けたら意味がない。戦ったから偉いとかはない」と八重樫は潔く語ったようですが、負けたけどカッコ良かった。 八重樫は、井岡一翔との統一戦に敗れたときも、敗者でありながらすごくカッコ良かったけど、この試合は、それ以上にカッコ良かった。
敗者がこんなにカッコ良かったのは、あの薬師寺保栄戦で敗れた辰吉丈一郎ぐらいではないでしょうか。 とにかく、結果は残念でしたが、素晴らしい勇気に感動。再起を図って、また素晴らしい試合を見せてくれることを期待したいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿